天声人语07年9月7日

文章作者 100test 发表时间 2007:09:15 11:56:42
来源 100Test.Com百考试题网

武士道真的有必要成为必修课吗？

　　「土佐日記」の紀貫之（きの?つらゆき）は冒頭から女性になりきり、カナで書き進む。「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」。女装の文章は、男は漢文という表現の掟（おきて）をすり抜け、女流文芸の隆盛に一役買った。高い垣根が男女を隔てていた時代の奇手である。
　　紀貫之先生所著的「土佐日記」一书，以女性笔调行文，通篇都是由假名书写而成的。“借女性口吻，书男性日记”。这种“女装”文章，打破了用汉字书写的男性书写方式，从而推动了女性文艺的繁荣。在那个男女授受不亲的时代，此举可称是一步“险棋”呀。

　　千余年を経て、垣根は消えつつある。女装も男装もすることなく、大抵のことは「男女がすなる」だ。女の子の柔道や剣道、男の子が踊る姿は当たり前になった。
　　经过一千多年时间，男女之别之说渐渐随风而逝了。所谓的“女扮男装”、“男扮女装”已消失殆尽。现在的事情，多半是“男女皆宜”。女性柔道、剑道；男子起舞也已经变成司空见惯的事情了。

　　中学校の体育で武道とダンスが男女とも必修になるという。学習指導要領の見直しが固まり、早ければ１１年度から２年生まで全員が両方を習うことになる。武道の重視は、改正教育基本法の「伝統と文化の尊重」を受けたものだ。
　　据说，在现今的中学体育课上，武士道及舞蹈已经成为不分男女的必修课了。学习指导要则的重修工作也已确定下来。如果快的话，从平成11年开始，学生全部都要学习这两项课程，直到2年级。崇尚武士道，是将教育基本法修改为“尊重传统及文化”后的产物。

　　日本武道館が先ごろ編んだ「日本の武道」の中で、早大教授の菅野純さん（臨床心理学）が「武道の教育力」を並べている。偽りのない自分に出会う、相手や場の空気を読む力がつく、けじめや節度を覚える……。確かに、武道は礼節の教科書には違いない。
　　在由日本武道馆近期出版的《日本武道》一书中，早稻田大学的教授菅野純先生给我们列举了“武士道的教育力量”。直面真实的自我；加强对于对手以及气场的解读能力；掌握界限及尺度。如此看来，武士道确实很像一本礼仪教材。

　　だが、暗い過去もある。戦中の武道教育は「攻撃精神」「必勝の信念」「没我献身」などの言葉で語られた。「日本の武道」は「本来の学校武道の良さが見失われてしまったことは極めて憂慮すべきことであった」と悔やむ。
　　但是，武士道教育也曾有过黑暗的历史。在战争时期，它宣扬的是“攻击精神”、“必胜信念”及“忘我献身”。《日本武道》一书对此万分后悔，认为“这是迷失了习武原有的优势，令人极为担心。”

　　ことさら国家や精神性と結びつけるのは、武道にも不幸だ。国の号令で習わせて礼節や公徳心が身につくものでもない。多くの「道」から選び取られてこそ、武道も輝きを増す。男女が何にでも挑戦できる時代に、必修は似合わない。
　　被刻意地与国家啊、精神啊之类的东西联系在一起，是武士道的大不幸。它也不应被沦为通过国家号令，才被迫学习的礼仪或者公德之心。真正令武士道增辉的，是因为它集多种“道”于一身。现今，是一个男女可以对一切事物提出挑战的时代。此时再说什么必修，恐怕不合时宜吧。